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沖縄県内で新型コロナとインフルエンザが同時に流行している状況が垣間見えます。街のクリニックはすでに対応に追われていました。

首里城下町クリニック第一・田名毅院長「先週までは(新型)コロナとインフルエンザ両方検査をしているなかで、(新型)コロナの患者さんが多かったんですけど、今週に入って逆転しまして、発熱をして来る人のなかでインフルエンザの方が今、多くなっています」

沖縄県那覇市にあるこちらのクリニックでは、新型コロナの患者もインフルエンザの患者も発熱外来として病院の外で対応していますが、同時流行による患者の増加でスタッフの手がまわらなくなってきているといいます。

首里城下町クリニック第一・田名毅院長「私たちはある意味、感染症の自然経過を体感しているといいますか、マスクがというよりは本当に沖縄が夏にインフルエンザが入りやすい特徴を私たちはまさに今年も体感しているのかなと思っています」

新型コロナもインフルエンザも発熱という症状が同じで、見分けがつきにくいという側面があります。ただ、小さな子どもだとインフルエンザの方が髄膜炎や肺炎を起こしたりして、重症化するリスクがより高いといいます。

首里城下町クリニック第一・田名毅院長「ウイルスの小児に対する影響ということを考えるとコロナよりはインフルエンザの方がやはり注意が必要となってきますので、発熱した時にインフルエンザではないかというのは必ず確認をして早めに必要なお薬を飲んでいただくことでお子さんが重症化することを防ぐことができると思います」

若い世代で流行すると幅広い世代に感染が拡大していく恐れがあるため、発熱した場合には適切な治療を受けられるよう早めに受診してほしいと呼びかけています。

首里城下町クリニック第一・田名毅院長「発熱をした際にはですね、コロナ・インフルエンザ両方の可能性を考えて検査を受けてほしいです。そうすることによって、それぞれのに対する適切な治療に早期に繋げ、その後の合併症を防ぐことができます。ぜひ医療機関にご相談いただければと思います」