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めーにちしまくとぅば、きょうは特別編です。沖縄の日常や言葉を題材にした、こちらの漫画。発売が開始された3年前にも番組でご紹介しました。そんな「沖ツラ」に読者も作者も歓喜したうれしい知らせが入ってきました!

空えぐみさん「アニメ化っていうのは本当に自分の中で夢だったので。沖縄のうちなーぐちが音声で流れて、流行ってくれたらいいなと思います。一番僕が流行ってほしい言葉は”あぎじゃびよい”なんですけどそれが本当にアニメで内地の方に目に多く触れて、あぎじゃびよいって言ってくれたらそれ以上うれしいことはないですね。」

うなーんちゅの心を掴んでやまない漫画「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」通称「沖ツラ」。なんとアニメ化が決まったんです!

うるま市具志川。 

「あぎじゃびよ~、はいはい、なんでひっくり返すか!」

空えぐみさん「ここの手持ちでとったやつがポイントになるわけね」

地元の人々の中にすっかり溶け込んでいるこの人こそ、作者の空えぐみさんです。

空えぐみさん「最初は『うわー海だ!』って慣れてない自分からしたら興奮しちゃうんですけど、もう6年住むと、海を見てると癒されるようになってきたりして…」

めーにち しまくとぅば Season4 #32 「祝!沖ツラアニメ化!」

大阪出身の空さんは沖縄独特の風習や文化に興味を持ったことがきっかけでおよそ5年前(2018年)、うるま市に移住しました。地元の人々と関わる中で描き始めたのが「沖ツラ」です。発売開始から3年、累計発行部数30万部を突破しました。(今年7月時点)

主人公は、本土から沖縄に引っ越してきた高校生の「てーるー」。同じクラスの「ひーなー」に恋をしますが…ひーなーが話すのはしまくとぅばだけ!何を言っているのか、さっぱり分かりません!ディープな沖縄あるあるが散りばめられた笑って、キュンとして、癒されるラブコメディーです。地域行事などを手伝いながらいつも言葉や文化を教わっている空さん。地元の人たちにとっても、今では家族の一員のような存在です。

ふさみさん「うちの次男になってね。シーミーも行きます。ウークイは必ず来ます。呼ばなくても来ます」

空さん「いつも家行ったらご飯出してくれて。宗春さんとかが、『あんた、くぇぶーだね』って。くぇぶーって何?ってそういったところからうちなーぐちを教えてもらったりして」

西銘けいこさん「漫画がきっかけになって(孫が)質問するんですよ。これ何て言うの?って」

おととし(2021年)には、県内の書店員が選ぶ「沖縄書店大賞・準大賞(沖縄部門)」にも輝きました。

中学2年生「方言をしゃべっている子がかわいい」

社会人20代「使ったことある言葉だから親近感湧きながら読んでいました」

全巻揃えているファン男性「うちなーぐちが違いあるところとか中部なりの風習だったりをこのマンガで知れた」

アニメの制作はつい最近始まったばかり!東京のテレビ局での放送が決まっています。

めーにち しまくとぅば Season4 #32 「祝!沖ツラアニメ化!」

いや~楽しみですねー!…おや??もうひとり怪しげな方が…作品中の言葉の監修をしている譜久村帆高さんです。

譜久村帆高さん「『でーじ まーさん』だと、やばい美味しい、みたいになるので、お年寄りの方から聞いたら『いっぺー まーさん』の方が自然だったりして…」

両親が話す具志川の言葉をベースに辞書ではなかなか調べきれない細かなニュアンスなどもアドバイスしています。

しまくとぅば監修 譜久村穂高さん「あぎじゃびよいに関しては感性でしかない」

空さん「シチュエーションで聞かないとだめだったのでこういうときは『あぎじゃびよい』か、こういうときは『あきさみよー』か とか『はっさみよー』とか…」

もしかしたらアフレコの現場でプロの声優さんにアドバイスすることもありそうですが?

譜久村穂高さん「めちゃくちゃプレッシャーです(笑)できるだけ沖縄の方が聞いてもナチュラルなものになるといいなと思っています」

アニメ化決定に、地元の人々の反応は…

具志川公民館 高江洲朝美館長「まさかと思った。うれしくも思って。光栄だなと思って地元の方言とか出ているんで。方言を使ったらだめだよという時代もあったり、方言が見直されている時期で、そこで空さんがマンガを出した。相乗効果で見直されていいなと思う」

空さん「沖縄の方の生活とか文化とか、習慣とかそういったものを多く描いているの で、観光だけではなくて、沖縄にはこういった文化が根付いているよというのはアニメで色々な方の目に触れると思うのでそれは本当に楽しみ」

期待が高まるアニメ・沖ツラ。取材班は、その制作現場をのぞき見すべく東京へ!!次回!!まさに動き始めたばかりの制作スタジオへ潜入ー!そこにも…沖縄愛に溢れた人々がいました!お楽しみに!