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小学生サッカーです。全国出場をかけた試合を行う一方で、相手チームへの思いやりや勝敗の枠を超えた大きな心も学ぼうという大会が行われました。

11歳以下の子どもたちのチームによる、8人制のJCカップ。日本青年会議所などが主催する全国大会の沖縄地区予選には12チームが参加しました。全国出場をかけた試合にはもちろん真剣に臨みますが、その一方で。

西原東FC・ミーティングにて「ここのサイドのコミュニケーションが取れていなかった。そこをしっかりやれば多分さっきの試合は勝てたと思う」

試合後には対戦したチーム同士がお互いの良かったところを褒めるアフターミーティングが行われました。相手チームに、そして褒めてもらった自分たちに大きな拍手を送ったのは、うるま市の田場FCです。

田場FC・大城秀人コーチ「全国大会がかかっているので勝負するところはするが、子どもたち自身が成長しているのでいい大会だと思う」

予選リーグは得失点差で決勝には惜しくも届かなかった田場FCですが、3位決定戦に回り、名護市のアックス アケミオFCと対戦しました。こちらも元気いっぱいの好チームです。

ACCS AKEMIO FC 岸本太志貴監督「楽しむを第一に大人になった時に、一緒にまた困る時があると思う。その時に飲んでとかでも何でもいいので、助け合えればというのが一番」

芝の上でも積極的にしかける両チーム。ベンチの選手たちも、懸命に声をかけます。試合は15番、新垣瑠唯(あらかき るい)選手の2得点などでアケミオFCが勝利しました。

サッカーで学ぶ思いやり JCカップU-11沖縄大会

勝敗は決しましたが試合後のミーティングでは。

田場FC「暑くて体力も減らされる状況なのに、ちゃんと長い間試合ができてすごいなと思った」

アケミオFC「(守備を)固めてというか強く当たったりしていたので、あまり攻められなかったのですごいと思った」

大会の目的の一つ、グッドルーザー(良き敗者)の精神を子どもたちは自然と感じ取っていました。

ACCS AKEMIO FC 仲本琉翔主将「シュートとか逆サイドに(パスを)振っていたいいボールを出していた。相手もすごく良かった」

新垣瑠唯選手「相手チームを褒めることで自分のリスペクトにもなるから、もっと相手チームのことも思って試合ができたらいいと思う」

相手を認め、自分たちのレベルアップにつなげます。

田場FC・泉川龍主将「(Qこれからどんなチームにしたい?)強いチーム!!そして楽しいチーム!!」

サッカーで学ぶ思いやり JCカップU-11沖縄大会

そんな沖縄地区で全国出場を決めたのは赤のユニフォーム、エスペランサFCでした。

エスペランサFC 伊波良都主将「みんなが声を出して試合を盛り上げてくれたので良かったと思う」

エスペランサFCは来月福島県で行われる全国大会に出場します。