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台風6号で長く続いた雨や風によって農作物がどれだけ被害を受けたのか玉城沖縄県知事が8月7日に本島南部の現場を視察しました。

玉城沖縄県知事は8月7日午前に糸満市のゴーヤー畑や南城市のサトウキビ畑など農家を訪ねました。被害状況を説明した南城市さとうきび生産組合の當眞正徳玉城支部長によりますと沖縄本島のサトウキビ被害は全体の16・1%に及んでいて農家への支援が必要な状況だといいます。

南城市さとうきび生産組合當眞正徳玉城支部長「サトウキビでの台風の被害で(被害率が)10%を超えるのは甚大な被害と思っていい。これまで過去10年間、一つの台風での被害率は高くても2~3%ぐらい」

台風6号で受けた農作物の被害はサトウキビや野菜など金額にして5億5000万円以上にのぼります。台風が折り返してきた後の調査はこれから行われるため、さらに被害額が増える見通しです。

玉城知事「農家のみなさんが非常に落胆しているという率直な話もうかがうことができました。県としてはセーフティネット資金、それから補正予算などによる生産支援についての対策について、早急な対応策についての取りまとめを行っていきたい」

玉城知事は8月8日以降、冠水や土砂災害が相次いだ本島北部を視察したい考えを示しています。