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3日後にやってくる「慰霊の日」を前に6月20日に沖縄県糸満市の平和祈念公園内にある「平和の礎」に、2023年に新たに加わった戦没者365人の名前を刻んだ刻銘版が設置されました。

「平和の礎」には国籍や軍人・民間人を問わず沖縄戦などで亡くなった人々の名前が刻まれていて、2023年は那覇市や今帰仁村など沖縄県県内の出身者24人と、広島県や愛媛県など県外出身者341人、あわせて365人の犠牲者が追加刻銘されました。

県女性力・平和推進課・新垣耕班長「(沖縄戦の)戦没者のみなさまは遺骨さえ遺族の方々のもとへ戻ることはできなかったと思います。平和の礎に名前が刻まれるということは戦没者の人が確かに生きていたということになります」

県によりますと県外の追加刻銘者では広島県出身者が296人で最も多く、鹿児島県沖で撃沈された戦艦大和の乗組員などが含まれています。

今回の追加刻銘で平和の礎に刻まれた人の総数は24万2046人となりました。