※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

琉球王国時代の家系を記録した家譜などがブラジルで見つかり県立図書館に寄贈されマスコミに公開されました。

この家譜は那覇士族、志良堂家の「新参密性家譜」で1767年から1859年に作成されたものです。

これは、県教育委員会が毎年実施している県系移民資料の調査で訪れたブラジルのカンポグランデ市で子孫の志良堂ニウトンさんが寄贈しました。

家譜は、1689年当時の琉球王、尚貞の時代に王府の命で作成された士族の家系の記録で2冊作成され、1冊は、王府が管理し王府には、およそ3000冊あったとされてます。

家譜は、沖縄戦などで多くが焼失し現存しているのはおよそ1200冊で、今回寄贈された家譜は、新たに確認されたものです。県立図書館資料班原裕昭主査は「琉球王国時代の資料が見つかったことで大変うれしく思っています。これからも沖縄の古い記録を探すことで新しい琉球沖縄の発見に繋がればと思っています」と話しています。

この他、明治時代の戸籍も見つかり県は、これらの資料の修復を行いデジタルアーカイブでデータ化するほか複製を展示したいということです。