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現在、沖縄県内で漁の最盛期を迎えている大型のクロマグロについて今期の漁獲量の上限を超える恐れがあることから県は大型のクロマグロをとらないよう漁の停止命令を出しました。

クロマグロは資源保護のために国際会議で毎年、漁獲量が決められていて、国が都道府県ごとにとれる量の上限を設定しています。

2023年は沖縄に163・2tの漁獲量が割り振られました。沖縄県によりますと4月から7月末まで前期分の上限147・5tのうち95・6%を占める141tのクロマグロが水揚げされています。

今期の漁獲可能量を超える恐れがあるとして大型のクロマグロをとらないよう県は5月8日に漁の停止命令を出しました。県内のクロマグロ漁は4月から6月が最盛期で今シーズンのクロマグロ漁は事実上終了した形となります。

クロマグロの資源回復に伴い好調な漁獲が続いている一方で、年々、漁をストップする時期が早まっていることから県は「十分な漁獲枠を確保できるよう漁業団体と連携して国への働きかけを強化する」としています。