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嘉手納基地のなかに建設することが計画されている「防錆整備格納庫」について、地元の嘉手納町が求めていた計画の見直しに応じることなく、米軍の要望通りに建設を進めていくことを国の担当者が直接伝えました。

嘉手納基地では錆を防ぐための塗装ができる施設をパパループ地区と呼ばれる場所に建設することが計画されていて、地元・嘉手納町が住宅地に近いことなどを理由に建設地の変更などを求めていたなか、防衛省と外務省は米軍の要望通り進めることを4月28日に伝えました。

航空機の安全性を継続的に確保するには格納庫の建設が必要だと日米間の協議で判断したということです。嘉手納町は今後の対応を検討していく方針です。

嘉手納町・當山宏町長「こうした施設が住民地域の近くに建設されるということについては、やはりそれを容認するということはできないし、色々な説明を聞きましたけど、依然として、不安を払拭することはできないというのが今の受け止めであります」

米軍は騒音や悪臭など影響を最小限にとどめる措置を提案していて、施設の建設は文化財の調査を終えた後に始まる予定です。