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宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明となった事故で、海上保安庁が21日の日没で捜索を終了していたことがわかりました。

第11管区海上保安本部によりますと事故が発生した今月6日以降、巡視船などのべ48隻、航空機のべ15機を投入したとのことです。捜索終了の理由について第11管区海上保安本部はQABの取材に「総合的に判断した」と説明しました。

一方、自衛隊は艦艇1隻と航空機3機のほか陸上部隊420人を投入して23日も捜索を行いました。機体に乗っていた10人のうち、これまでに5人が海底から引き上げられ、死亡が確認されています。自衛隊関係者によりますと、死亡が確認された5人はすでに宮古島の外へ輸送されたとのことです。

また、海底では1人が見つかっていますが、深い深度の捜索のための「飽和潜水」ができる潜水艦救難艦「ちはや」が補給のため現場海域から離れていて、引き上げはあす以降になるとみられます。

海底で見つかった機体一部の引き上げについては民間のサルベージ船が早ければ今月中にも行う見通しです。