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子どもの置き去りを防ぐため、2023年4月から保育所や幼稚園などの送迎バスに安全装置の設置が義務付けられました。浦添市では、市が管理する送迎バスに安全装置が設置され、関係者にお披露目されました。

2022年9月、静岡県で3歳の女の子が通園バスの車内に取り残されて死亡した事件を受けて、国は2023年4月から保育所などの送迎バスに安全装置の設置を義務づけました。

これを受けてこどもたちの命を守るために役立ててほしいと浦添市内の事業者から市に安全装置が贈られ、管理する2台の送迎バスすべてに安全装置を導入されました。

金城有佳記者は「バスのエンジンを切ると・・・席に人がいないか確認し、後方ボタンを押してくださいと音声ガイダンスが流れます。そして、運転手は、車内に取り残された子どもがいないことを確認して、車の後ろに設置された確認ボタンを押せば、音声は止まる仕組みです」と伝えました。

また、万が一、園児が車内に取り残された場合でも出入り口にある「SOS」ボタンを押すと警報音が鳴り周囲へ知らせるなど安全対策が取られています。

浦添市こども未来部こども政策課・仲本力課長は「安全装置をつけることによって、より一層、今まで以上に子どもの安心安全な環境をつくる意識の高まりに期待したいと考えております」と述べました。

市では、2023年4月から安全装置のついた送迎バスを市内の保育所や学童クラブなどに貸し出すということです。