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台湾有事が起きた場合、沖縄にどのような危機が迫られるのか、政府やアメリカ、中国の動きから沖縄の今を考えようという講演会がきょう宜野湾市で開かれました。

この講演会は、最近、政府などが盛んに強調する台湾有事ということについて、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会が、専門家らを招いて開いたものです。

講演会では、防衛省の取材を長年続けている共同通信社の石井暁さんが登壇し、「安保関連3文書で日本が敵基地攻撃能力を持ったことにより、台湾有事への参戦が実質的に可能になった」と危機感を示しました。その上で石井さんは、日本が巻き込まれないための具体的な方法を挙げ、「国民の命・平和を守るために「戦争をしない」と訴え続けることが重要だ」と話しました。

また、軍事ジャーナリストの小西誠さんは、日米が行う対中戦略を解説し、台湾有事で想定される被害について、自衛隊員が1カ月で1万人以上、民間人が2週間で1000人にのぼると述べました。