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寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

去年12月に発売された「沖縄の路線バス おでかけガイドブック」で、ジュンク堂書店の新刊販売ランキングで2ヶ月連続1位になっています。

若者の車離れや、高齢者の免許証、自主返納などもあり、車を利用しない、「路線バスを使った観光」というのが注目されています。

今回、乗り物大好き・寺崎アナが、実際に「路線バス」を利用してプロ野球のキャンプ地をめぐりました。

寺崎アナウンサー「私は休日、ここからバスに乗って色んな所に行くのが好きで、一昨日も北谷にうどんを食べにバスに乗って行ってきました。最近は、若い世代で車に乗る人も少なくなっている現状もありまして、沖縄観光では路線バスを使った観光が注目されているんです」

沖縄観光のバスの拠点「那覇バスターミナル」ここから出ている路線は64。毎日、およそ2200本のバスが発着しているんです。そんなターミナルにあるのが「バスたび案内所」受付には、ひっきりなしに観光客が訪れています。この時期の、行き先はというと・・・

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

秋田県からの観光客「今、糸満市でロッテとヤクルトのの練習試合をやっている情報だったので糸満の球場に行って観ようと思っているバス路線がだいぶ整備されていて、色々本数が有るので今回、それで行ってみようと思ってレンタカーをやめてみた」

今、野球キャンプを、路線バスを利用し巡る観光客が急増しているのです。ということで・・・緊急企画!寺崎アナプレゼンツ!沖縄キャンプ路線バスの旅。

今回のプランはコチラ。ターミナルを出発し奥武山(おおのやま)で開催されている巨人キャンプへ。その後、沖縄市で行われている広島キャンプを見学し名護で開催されている「日本ハム」のキャンプへ。路線バスを使い、3箇所のキャンプ地を巡ります。

乗り場も多くあり、複雑怪奇を極める沖縄のバス路線。それらを把握し、目的地に無事、たどり着くことができるのでしょうか。

寺崎アナウンサー「最初は巨人のキャンプということで、昨日から始まっていますがセルラースタジアムに向かいたいと思います。グーグルマップで実はバスの経路が調べられるんです。バスが出てきました。55番のバスですね。高良空港向け豊崎行きだと思いますが」

寺崎アナウンサー「7時56分。定刻通りですよ」

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

バスは定刻通り出発。セルラースタジアムの最寄りは「軍桟橋前(ぐんさんばしまえ)」になります。着きました。セルラースタジアム那覇。3月5日まで、沖縄セルラースタジアム那覇で行われている巨人キャンプ。

訪れたこの日は、一般向けに、グランド見学ツアーが行われるということで、朝から大行列です。午前10時練習が始まりました。

寺崎アナウンサー「背番号23番の選手。松田宣浩選手。今年ソフトバンクから移籍してきた”熱男”ですね」

寺崎アナウンサー「松田選手、今まで見てきた中で一番、声を出していますよ!ちょっとビックリなんですが」

そんな巨人キャンプをまだまだ楽しみたかったのですが・・そろそろ次の場所へ。沖縄市で行われている広島キャンプへ向かいます。

コザしんきんスタジアムへは、公園前バス停から、10時46分発。「190」番に乗り、向かいます。バスを待っていると、同じようにキャンプをバスで巡る観光客の姿も。

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

東京からの観光客「この後、浦添に行ってスワローズ。面白いですね。時間も歩いていると日頃見ていないところも見られて、歩くこととバス、両方が楽しい」

寺崎アナウンサー「やっと来た!10時52分なので定刻より6分遅れ。こちらのバスに乗ります」

国際通りを横目に、沖縄市へ向かいます。そんなバス旅なんですが、楽しみの一つが・・・

アナウンスで流れる「難読地名」なかなか読むことができないバス停名が数多くあり、沖縄ならでは。バス旅の際は、車内アナウンスにも、耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

先週、17日から、沖縄市にキャンプインしている「広島東洋カープ」この日、行われていたのは紅白戦。それを見ようと、スタンドには多くのファンが集まりました。こちらは那覇市内から訪れた観光客です。

Q.ここまでどうやって来ましたか?

那覇市に宿泊している観光客「バスです。高速バスで。私がペーパードライバーなのでレンタカーを借りれなくて。公共交通を使うしかなかった」

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

こちらはZ世代を対象とした「沖縄観光の移動手段に関する調査結果」およそ6割が旅先で車を運転したくない。と思っていて、8割以上が、「公共交通」を利用し観光したいと答えているのです。つまり若い世代を中心とした「バス観光」へのニーズが高まってきいることが伺えます。

寺崎アナウンサー「カープの紅白戦が始まったばかりですが、次は名護の日ハムのキャンプに行きたいので、ファンの皆さんの球団愛を感じたところで、移動したい」

寺崎アナウンサー「あっここかな?高速バス乗り場って?ここに入って良いのかな?あった!あった!建物がバス停みたいな。え?!この下に」

Q.ここに来るときにこっちであっているのかな?って不安にならなかった?

観光客「なりました」

寺崎アナウンサー「バスきた!」

観光客「帰れますよ!これで!」

寺崎アナウンサー「それではさようなら!ありがとうございました」

カープ女子を無事、見送ったところで、続いては、117番。美ら海行きの高速バスに乗り、名護で行われている日ハムのキャンプへ向かいます。

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

来週、月曜日までタピックスタジアム名護で行われている日ハムのキャンプ。この日は、中日との練習試合が行われていました。

寺崎アナウンサー「今、目の前に清宮選手が現れました。次のバッターでネクストバッターズサークルところで待ち構えています」

試合終了まで観戦し、最後は、中日の選手を見送ることもできました。那覇を出発し、沖縄市を経由し名護へ。運賃は、2660円と、リーズナブルな一方で、利用客からはこんな声も。

東京からの観光客「路線の系統が多いので。ちょっと戸惑うところはありました。マップで調べてもあれ?このルートで行かないんだ。みたいな」

那覇バスターミナル 加茂美和子さん「あっお客様!5、4、3、2なので」

客「ありがとうございます」

ディレクター「このようにややこしいから。あっちへこっちへ行く?」

那覇バスターミナル 加茂美和子さん「そうなんですよ。あっちの乗り場もあるので、それがちょっと混乱して。あとあっちもあるんですよ」

寺崎アナ 路線バスでキャンプ地巡り

沖縄観光コンベンションビューロー 喜瀬涼子さん「これまでは車で何分という表記がほぼほぼだった。それを公共交通機関を使えば何番を使ってどこにいけるよっていうモデルコースを作っていかないといけないなとおもいまして。今、モデルコースを作っているところです」

今後、複雑な路線をよりわかりやすくし、モデルコースを作ることで、路線バス観光の魅力を高めていきたいということです。