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家庭や地域で大切にしてきた今に伝わる「祝い事」いわゆる”グスージ”と「お笑い」が掛け合わさるとどんな化学反応が生まれるのでしょうか?

県内のお笑い芸人たちが沖縄の歴史・文化をテーマにしたお笑いの舞台に挑戦しています。

「琉球・沖縄で、時代は変われど受け継がれてきた祝いの行事があります。『祝い事』は沖縄の言葉では『グスージ』と言いますけれども」

軽妙なセリフ回しと職人技が光る演出が会場を笑いの渦に巻き込みます。

1月末、首里城の世誇殿で歴史舞台「お笑いグスージ絵巻」が初お披露目となりました。

演芸集団FECが、琉球・沖縄の歴史のなかで育まれてきた文化や人々の営みをお笑いを通して伝えようと企画したものです。

モニター公演では、生まれてから天寿を全うするまで沖縄に古くから伝わる人生の節目を迎えた時の祝い事「グスージ」のなかから6つの風習が紹介されました。

子どもの成長を祝い、将来を占う「タンカーユーエー」では…

将来お金持ちになるようにと、何としても子どもが「お金」を選ぶよう仕向けてしまう大人たちをコミカルに描きました。タンカーユーエーで、あるあるな光景に会場も湧きます。それぞれの祝い事にウチナ-ンチュたちがどんな眼差しを向けてきたのか…

文字の記録や写真などでは伝わりにくい人々の根っこにある感覚や心の機微が伝わるように劇はつくり込まれています。

観客「私は県内在住なんですけれども知らない風習とか文化が楽しく知れて、非常にそれがすごく良かったです。興味深かったです」

観客「歴史の勉強にもなるから、子どもたちにも見てほしいなと思いました」

企画・演出をした 知念だしんいちろうさん「例えば、県外、観光客の方に、沖縄はこんなに面白いんだぞっていう、生活から、人々の生活から、営みがこんなに面白いんだぞっていうのを伝えたいですし、地元のウチナーンチュの皆さんにはそれを再認識してほしいっていうことですね。足元めちゃめちゃ面白いよ、沖縄っていう」

歴史舞台「お笑いグスージ絵巻」は今後、県内の学校でも公演が予定されています。

形として残しにくい暮らし根付いた習わしをお笑いという形で人々の記憶に残し伝えていく、新たな可能性を秘めたコンテンツとなりそうです。