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伊是名島の製糖工場から大量の糖蜜が海に流れ出た問題で、流出した量は310tになるとみられるとJAおきなわが発表しました。

流出後にJAおきなわが現地で調査を実施していて、伊是名島の製糖工場では1月18日から2月2日までに合計530tの糖蜜を敷地内の空き地に廃棄していて、そのうち310tほどが川や海に流れ出たということです。

糖蜜を廃棄した場所の許容量は220tで、これを超えた水分が入ると側溝から流れ出る仕組みになっていて、現場の責任者が把握していなかった「人為的ミス」だということです。

糖蜜は収穫期を迎えたアーサの養殖場にまで流れ込んでいて、JAおきなわが生産者に対する補償をしていくとしています。

海の環境に与える影響については専門の調査会社が河口付近やモズク漁の現場など8カ所からから海水を採取して調査することになっていて、結果をふまえて対応を考えるということです。

製糖工場には廃棄が必要な糖蜜420tほどが残されていて、処理方法の検討が進められています。