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新型コロナの感染拡大や世界的な原油価格高騰などの影響により県内の印刷業者らが「限界に達している」と厳しい現状を訴え、値上げへの理解を求めました。

県内の印刷関連事業者らで組織する県印刷工業組合のメンバーらが11日。県庁で会見を開き、新型コロナの影響による印刷物の需要減少と世界的な原油価格の高騰や物流コストの上昇などで「限界に達している」と、印刷業界の現状を訴えました。

県印刷工業組合の大城祐事務局次長は「印刷用紙や諸資材の度重なるコスト上昇はすでに吸収できる範囲を超えており、私どものコストダウンの取り組みは限界に達しております」と話していました。

新型コロナの影響で印刷物の需要が2~3割減少している状況の中、さらに資材価格の上昇などで印刷用紙では全国的に15~25%程度価格が高騰しているとして、県印刷工業組合の平山理事長は「雇用を維持していくためにも、価格転嫁への理解を頂きたい」と県内における印刷物などの値上げへの理解を求めました。