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主要な建物が焼失した首里城火災から3年。正殿の再建に向けて材木を運ぶ行事「木曳式」が国頭村で行われました。

「木曳式」は首里城の造営に使う「御材木」を運ぶ際に行われてきた琉球王国時代の伝統行事です。

10月29日は正殿の再建に使われる材木を載せたトレーラーが国頭から那覇までを縦断する「木曳パレード」が行われました。

正殿の玉座の上に使われる御材木の「オキナワウラジロガシ」は国頭村で切り出された樹齢98年、長さ9メートル、重さ4トンのものです。

パレードを前に開かれた国頭フェスティバルでは、山から木を伐り出して運ぶ仕草を踊りにした奥間集落の伝統芸能「国頭サバクイ」が披露され、イベントを盛り上げました。

フェスティバルを終えた国頭で「木曳パレード」の出発式を行い、県内各地を回りました。

濱元晋一郎記者「長さ9メートル、重さ4トンにもなる御材木を、訪れた人は間近で見たり、触ったりして、その感触を確かめていました」

再建ののろしを上げる起工式まであと5日です。期間中は復興への機運を高めるイベントが催され、10月30日は国際通りで御材木がお披露目されます。