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心不全の重症化予防につなげようと、国内初の実証実験が浦添市の病院ではじまります。

浦添総合病院と沖縄セルラー、セコム琉球が合同で行う実証実験では、再発の不安を抱える心不全患者の心理的な負担を軽減し、重症化の予防につなげようというものです。

スマートウォッチとスマートフォンのアプリで通院中の患者30人の心拍を24時間モニタリングし、安静時の心拍に異常がみられた場合、患者やその家族に電話連絡するほか、必要に応じて専門医による対面やオンライン診療を実施します。

心不全患者の2割から4割が1年以内に再入院し、入退院を繰り返すことで悪化する傾向にあり、浦添総合病院の上原裕規医師は「重症化する前段階で発見することで、大きな効力を発揮するのではないか」と期待を寄せました。

実証実験は、2023年年1月中旬までおこなわれ、その後、実用化にむけて検証を行うということです。