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先日、台風12号が通過した先島諸島では長い時間、暴風雨にさらされた影響で農林水産への被害が徐々に明らかになっています。現在、確認されているだけで2億7800万円あまりになることが分かりました。

40時間以上、台風の暴風域に入っていた八重山を中心に先島諸島に大きな被害をもたらした台風12号。県が公表した、農林水産業の被害報告によりますと、農業の被害額が2億6400万円あまり、水産業の被害額は1350万円であわせて2億7831万円となっています。

とくにサトウキビの被害が大きく、宮古地区は1億1500万円、八重山地区で1億3800万円あまりであわせて2億5360万円と被害額の9割を超えています。

また、オクラやジンジャーなど野菜や花きなどにも1000万円を超える被害が出ています。

県では、農業施設や畜産などまだ調査が終わっていないところもあり今後、被害が拡大することが懸念されています。