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任期満了にともなう県知事選挙はきのう投開票が行われ現職の玉城デニーさんが新人2人を破り、2期目の当選を果たしました。ここからは再選を果たした玉城デニーさんにお話をお伺いします。よろしくお願いします。このあと今後の展望などをお伺いさせていただきますがまずはきのうの様子を振り返ります。

任期満了にともなう県知事選挙はきのう投開票が行われ辺野古新基地建設反対などを掲げた現職の玉城デニーさんがおよそ34万票を獲得し新人の佐喜眞淳さん、下地幹郎さんを破り2期目の当選を果たしました。

再選を果たした玉城デニーさん「県民の皆様からの信頼と、これからも頼むぞという、その希望を託していただいた結果としていただいたことに対しては、改めて心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。」「玉城デニーの県政は、その誰1人取り残さない、誇りある豊かな沖縄を目指して、前進してまいりたいと思います。どうぞご協力をよろしくお願いいたします」

一方、政権与党の自民公明の推薦を受け新型コロナで落ち込んだ県経済の回復などを柱に前回のリベンジに挑んだ佐喜眞さんは及びませんでした。

落選した佐喜眞淳さん「私の力不足で、支援をいただいたみなさまには、大変申し訳なく思っておりますし、ただ、これは、県民が判断したことですから、真摯に受け止めたいと思います」「私の訴えが県民のなかでは浸透しなかったのかなというのも、少し、まだ、分析はしておりませんけども、そういう感じはいたします」

SNSを積極的に活用し教育費の無償化などを訴えた下地さんも広がりを見せることができず落選となりました。

落選した下地幹郎さん「県民が決めたジャッジですから、尊重しながら、また見守っていきたいと思います」「政治家・下地幹郎は変わりませんから、新しい提案をいっぱいしていって、それで政治の役割を果たしていく、そういうようなことをこれからもやっていきます」

今回の県知事選の投票率は前回より5.32ポイント低い、57.92%で県知事選として過去2番目に低い数字となりました。当選から一夜明けたけさ、取材に応じた玉城さんは今回の選挙結果は、県民の辺野古反対の民意が示されたものだと述べました。

再選を果たした玉城デニーさん「県民はやはり辺野古移設は反対だということを表す意味で、私に当選させていただいたと、私にその当選する票を与えていただいたのだと思います。そのことはもう、紛れもない事実ですから」

一方で今回の選挙結果に対し政府は、「コメントは差し控える」としたうえで辺野古新基地建設問題については従来と変わらない考えを示しました。

松野官房長官「日米同盟の抑止力の維持と普天間飛行場の危険性の除去を考え合わせたとき、辺野古移設が唯一の解決策であり、(この方針に基づいて着実に工事を進めていくことこそが)普天間飛行場の1日も早い全面返還を実現し、その危険性を除去することにつながると考えております。」