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辺野古新基地建設で沖縄防衛局が7月に申請していたサンゴを移植するため許可について沖縄県は9月5日に「必要性がない」と判断し不許可にしました。

辺野古新基地建設で大浦湾側にある軟弱地盤を固める工事を進めるために防衛局が求めていた小型サンゴ類約8万4000群体とショウガサンゴ8群体、大型サンゴ類21群体を移植する特別採捕許可について県はいずれの申請も不許可としました。

不許可の理由について「国の設計変更は承認されておらず大浦湾側の地盤改良工事を実施する法的地位をいまだ取得していない。工事を実施することが不可能な状況での申請は必要性が認められない」としています。

サンゴ移植の不許可は3度目で防衛局は特別採捕許可を2021年と2020年にも県に申請していました。防衛局は、「県から許可を得た事例や環境監視委員会の助言をふまえた申請となっている。内容を精査して適切に対応する」としていて国が対抗策を講じることが予想されます。