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収まる気配が見えてこない新型コロナによって医療体制に限りがある沖縄本島北部地区では必要な人に適切な医療が届けられなくなっています。北部12市町村と医師会が緊急声明を発表しました。

北部広域市町村圏事務組合長渡具知武豊名護市長「救急搬送車の入院先がすぐには確保できない事態も発生しており、医療崩壊という事態が発生しています」

北部12市町村と医師会は救急車の適正利用に加え、新型コロナの検査を受ける時には北部病院や北部地区医師会病院ではなく民間の発熱外来を利用するよう地域住民に呼びかけました。

特に、北部病院では医療従事者の欠勤が多いなかコロナ患者の対応に追われていて重症化リスクが高いのに入院できなかった感染者の往診が行き届かなくなっているということです。

北部地区医師会・宮里達也副会長「命の選択を現場でせざるを得ない状況に追い込まれている。住民のみなさんにも、ぜひそういう状況にありますということをご理解いただきたい」

北部地区では8月18日に394人と8月以降、300人を超える感染者が連日確認されています。