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新型コロナウイルスの感染者が初めて3000人を超えて過去最多となった12日、県の疫学・統計解析委員会は今週1週間の感染者が最大で3万人に達する見通しとの分析結果を公表しました。

県の疫学・統計解析委員会によりますと、新型コロナの感染者1人が何人に感染させるかを示す実効再生産数は、先週の値で沖縄本島で1.29、宮古島や石垣島でも1を超え、「全県的に急速に感染者数が増加している」と警鐘を鳴らしています。

県はこれまで、子どもを中心とした流行から壮年層、いわゆる親子世代へ感染が移行していると見ていて、感染が増加した要因をこれまで抑制されていた人々の交流や活動が活発になったこともあるとしながら、従来のオミクロン株より感染力が高い「BA.5」への置き換わりが進み、市中感染の影響もあると分析しています。

そして、今週月曜日から1週間で新規感染者数は2万人から3万人に達するとみて、このままでは入院できない患者が多発し死亡者が増加する恐れもあると、医療崩壊への懸念も示しています。