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今や沖縄の食文化の1つとも言える「ステーキ」のさらなる消費拡大や業界の発展を考えるシンポジウムが開催されました。

県内のステーキ店でつくる「沖縄ステーキ地域ブランド推進協議会」通称「COOKS」が本土復帰50年にあわせてシンポジウムを開き、沖縄に根付いたステーキの歴史を学ぶとともに魅力の発信について議論しました。

「沖縄ステーキ」を題材にした本の著者で、調理師の資格を持つ平川宗隆さんが登壇して沖縄でステーキがどのように広まっていったのか、アメリカ統治下の状況を交えながら歴史を振り返りました。

沖縄の食文化に詳しい・平川宗隆さん「まきを燃やして、ステーキを焼いていたと、非常に不便な中で、彼らはステーキを焼いてきた」

1950年に今の沖縄市にあたる越来村で県内初のステーキ店が誕生し、喜界島から移り住んだ男性がアメリカ兵を相手に商売をしていたといいます。輸入牛肉の関税が復帰特別措置で本土より低く抑えられていたことから割安で食べられると、沖縄に来た観光客をきっかけとしてステーキ人気が高まっていきました。

COOKS・仲本貴博会長「先代からこういった形でステーキの文化が引き継いでいけているわけなので、まずは歴史に感謝しながらですね、ステーキの魅力を発信できるような活動ができればと思っております」

イベントではステーキ店の経営者たちが飲食店にとって逆風となっている新型コロナに負けることなく沖縄グルメのナンバー1を目指して連携していくことなどを確認しました。

ステーキにかける熱い思い 消費拡大・業界発展に向けシンポジウム