感染の急拡大に伴い、濃厚接触者も増えたことで社会機能をどう維持していくかが今大きな問題となっています。そのため濃厚接触者の待機期間を短縮することが最近、決まったばかりですよね。

職場の同僚が。この前会っていた友人が。陽性だったと知らされた時自分は濃厚接触者になってしまうのか、不安な人も多いと思います。今、濃厚接触者などはどう判断されているのか?医師に聞きました。

県立中部病院感染症内科・椎木創一医師「会う回数が多いほど濃厚接触になる可能性は高いので、ただ会うだけではなく会い方の問題ですよね。実は広い空間で部屋の中でなくても近い距離で長くいればいるほど感染は起きる可能性が高い」

どんな場合に濃厚接触者?

厚労省や県のウェブサイトを見てみると、新型コロナの「濃厚接触者」というのは「陽性者と同居している人や同じ飛行機の中で長時間の接触があった人」「1m~1.5m内でマスクをせず15分以上会話などした人」「適切な感染防護無なく看護・介護をした人」「陽性者の飛沫に直接触れた人」などとされています。

県立中部病院感染症内科・椎木創一医師「ご自身が曝露者(接触者)だったら、もうすでに発症したり、人にうつしはじめているかもしれない時期にもう入っちゃっているんです。それくらいオミクロン株の場合は次から次への(感染が)早いんですね」

感染力が非常に強いオミクロン株では「濃厚接触者以外にも気を付けるべき人の範囲が広がっている」と県立中部病院の椎木創一医師は指摘します。

どんな場合に濃厚接触者?

例えば、職場に感染者が出た場合を考えます。これまでのケースでは、感染者の前後左右の人が濃厚接触者になり、その隣の人たちは濃厚接触者とはなりませんでした。しかし、オミクロン株が広がっている現状でだと、こうした人たちも濃厚接触者並みに注意を払って行動することが求められるようになっています。

同じ職場の人が陽性になったというのを誰かから聞いたとして、いち早く検査を受けるべきなのか?

県立中部病院感染症内科・椎木創一医師「非常にそこが悩ましいですよね。濃厚接触だからこういう行動制限してくださいよと保健所がやってくれる仕事だったんですが、今保健所が非常にひっ迫していて回らない。濃厚接触者になったと思ったらまず自分は発症する可能性もあるということと、もう人にうつし始めているかもしれないということがあるので、早めに検査をして早めに確認・対応するというのはいいことだと思います」

感染者が急増している県内では、陽性となった人自ら濃厚接触者になる可能性がある人に連絡をしないといけないほど、保健所の対応が追いつかない現状もあります。万が一、自分が感染したら、どこまでさかのぼって濃厚接触者の可能性を伝えるべきなのでしょうか?

どんな場合に濃厚接触者?

県立中部病院感染症内科・椎木創一医師「2日前にあった人を思い浮かべてもらう、その人と近い距離で、顔がしっかり見える距離で15分くらい一緒にいた人いたか、特に短い時間であってもとっても近い距離だったり、どちらかがマスクをしていなかった場合はもしかしたらその人も濃厚接触の可能性があると思った方がいいかもしれませんね」

第6波を食い止め、感染者をこれ以上増やさないためにも少しでも早い情報共有が重要なんです。

県立中部病院感染症内科・椎木創一医師「オミクロン株になってからは、お互いにかからないとかうつらないとか、いろんな感染対策をしたとしても完全に防ぐことはかなり難しい。なんとなく自分が感染したことを他の人に言いにくいことがあるかもしれませんが、それは正直お互いそういうことが起きた時には相手のことを守ったり、お互いのためにはそういう情報交換をしっかりできるようにしておくのは大切」