県内ではきょうも36人の新規感染者が確認されるなど、先月下旬から連日2桁の感染確認が続き、その数も少しずつ増えてきているように感じます。

人口10万人あたりの新規感染者数も東京を上回り、全国ワーストの状況が続く県内の感染状況をどのように考え、備えていくべきなのか、感染症の専門医に聞きました。

県立中部病院・椎木創一医師「発生数だけみれば第1波よりはるかに多いわけで、ある意味第3波か第3波の始まりと言ってもおかしくはないと思いますね。」

現在の感染状況について警鐘を鳴らすのは、感染症を専門とする椎木創一(しいき・そういち)医師。コロナに感染した患者を分析すると「年齢」に特徴があるといいます。

県立中部病院・椎木創一医師「8月に発生した大きな流行、その当時は若年の方がかなり検査を受けていただいたこともあってかウエイトが大きかった。平均年齢的にも40歳前後のところだったが、実は10月に入ってからのデータを見てみると平均年齢が10歳ぐらい上の50歳ぐらいになっている。」

県立中部病院・椎木創一医師「この平均年齢50歳前後というのは、第1波のときと同じ年齢層になるんですね。そうなってくると第1波の時も若年の方、症状の軽い方の検査が十分ではなかった時期でもあったので、そういった形で地域での流行が人知れず広がっているということが懸念される。」

「第3波の入り口に」県内の状況を専門医に聞く

コロナウイルスは「活動性の高い人が感染するリスクが高い」という傾向があります。そのため、症状があらわれにくい若い人から高齢者に、知らず知らずのうちにコロナの感染を広げてしまう可能性があると、椎木医師は指摘します。

これから季節がウイルスが活動しやすくなる「冬」に変わっていくこともあり、これ以上の感染の流行を防ぐためには、マスクの着用や手洗いなど感染症対策の基本を徹底し習慣化させることが重要だと呼びかけています。

県立中部病院・椎木創一医師「第1波、2波を超えていろいろたくさん情報や知識を身に着けました。みなさんの中でマスクをつける、手洗いするのがだんだんと習慣として板についてきた。」

県立中部病院・椎木創一医師「新しい社会や経済活動の進め方、人と人との間の関係の仕方を作り出すべきいろんな情報が集まったので、それを今から住民や県民が一緒に取り組む、これから実際に活動していく時期だと思う。」

「第3波の入り口に」県内の状況を専門医に聞く