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今回のテーマは「沖縄近海で大物と遭遇」です!

長田「今回は、最近出会った大きな生き物たちを紹介したいと思います」

長田「まずは、ケラマ諸島で大物遭遇率ナンバー1と言われているポイント『下曽根(しもぞね)』に向かいます。流れもあり、上級者しか行けないポイントなんですよ。参加したダイバーも、ガイドさんの説明を真剣に聞きます。水中マップを見てみると、海の中に大きな山がある感じです」

海の中に山ですか?

長田「実際に見たほうが早いかもしれません。ボート上から、山の頂上が見えています。水深5mから30mまで一気に落ちる崖の横を泳いでいきます」

楽園の海 沖縄近海で大物と遭遇

確かに、海の中に山。納得です!

長田「さて、どんな大物と出会えるのでしょうか??早速やってきたのは、幅4mもありそうな大きなマンタの登場です。これ、普段見かけるナンヨウマンタではなく、オニイトマキエイだったんです」

珍しいんですか?

楽園の海 沖縄近海で大物と遭遇

長田「日本では個体数が少ないので、ここ沖縄でも滅多に出会えないマンタなんです。ただ、普通のマンタと形もそっくりなので、オニイトマキエイって気付いたダイバーは少なかったはずです」

え!何か見分け方ってあるんですか?

長田「あるんです!せっかくなので解説しちゃいます。コチラは過去に撮影したナンヨウマンタ。正面から近づいてきて、とても迫力がありました。

迫りくるマンタ!大迫力ですねー!

長田「はい。カメラの手前で、白いお腹も見せてくれましたが、正面顔やお腹では、オニイトマキエイとの違いはわかりづらいんです。こちらはナンヨウマンタの背中。注目して欲しいのは、口の近くにある白い模様」

薄っすらとありますね!

楽園の海 沖縄近海で大物と遭遇

長田「はい。これは個体によって模様が違うんです。こちらは、オニイトマキエイの背中。白い模様が、ハッキリクッキリしていて、さらにその模様のこの部分が、口と平行になっている事が一番の特徴なんです。最大で6mにもなる大物。別名ジャイアントマンタとも呼ばれています。ちなみに、ナンヨウマンタは最大でも4mほどでしょうか」

長田さんはオニイトマキエイには会ったことがあるんですか?

長田「海外では出会ったことあったんですが、沖縄では今回が私も初めてだったんですよ」

いや~、生で観れたダイバーさん達、持ってますね!

長田「間違いないですね!」

長田「続いては、下曽根のすぐ近くのポイント『トムモーヤ南』。ボートの上から見ても流れがあるのがわかりますよね。海の中は断崖絶壁。地形派と呼ばれるダイバーが好む環境です」

いやー…私には考えられない…。

長田「そうですか(笑)流れのある中、ダイバーがカメラを向ける方にいる魚は…サメでした。普通にダイビングしていてサメに襲われたって話は、沖縄では聞いたことないんですよね」

へぇーそうなんですね!

長田「夏の終わり頃からオグロメジロザメ(グレイリーフシャーク)の子どもたちが、15匹ほど住み着いています。大きさは、1m前後がほとんど。『大物』と言うには、ちょっと小さいですかね?でも、大人になると3mにもなる立派なサメなんです。みんなで囲みながら撮影してましたが、私の方には、なかなか来てくれず…。ガイドの中谷さんが、正面顔を撮影してくれたのでご覧下さい」

楽園の海 沖縄近海で大物と遭遇

長田「中谷さんの真横を通過していきます。近すぎて、ビビっちゃいますよ」

長田「最後は、糸満沖のトライアングルで潜ります。水面から見下ろしても、水深50mもあるので全く水底が見えません」

なんだか神秘的です。

長田「その水底近くで魚が群れてました」

うわ、これなんですか?

長田「渦を巻く魚の正体はオオカマス。その数およそ300匹。体長は1m近くありますから、これだけ揃うと迫力満点です。沖縄では限られた地域でしか出会えない、とても珍しい魚なんです。群れの形を変えながら、水深20m~50mの間をゆっくりと行ったり来たりしてました。なんとか最後に、ぶつかるくらいまで接近して、撮影することができました」

楽園の海 沖縄近海で大物と遭遇

いや~どれも迫力あって、見ごたえがありましたね!

長田「私もこういった大物探しのダイビング大好きなので、是非、第二弾お届けしたいと思います!」

お!次回も期待しています!大迫力の貴重な映像ありがとうございました!