アメリカ軍が体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物・PFOSなどを含んだ処理水を普天間基地から突如、排出させた問題で宜野湾市長は、きょう、防衛省と環境省を市役所に呼んで説明を求めました。

人体に有害な影響を及ぼす有機フッ素化合物PFOSやPFOAを含む処理水の扱いをめぐって日米間で協議を進めているさなかにアメリカ軍が事前の連絡もせず、普天間基地から下水道に処理水を排水したことで県民に大きな不安を与えました。

地元・宜野湾市の松川市長は国に説明を求めていて防衛省と環境省の担当者らがきょう、宜野湾市役所を訪れ排出の経緯などについて説明しました。

防衛省地方協力池田眞人環境政策課長「我々としましても普天間飛行場におけるPFOS等を含む水の取り扱いについては処理方法を含めて日米間で協議をしているところでありました」「米側による処理水の突然の放出については極めて遺憾であると」

また、環境省からは「明確な基準がないために安全性が出せない。世界でも基準値にバラつきがあるため、基準をつくるためにとりくんでいきたい」と市に説明があったということです。

松川宜野湾市長「政府としても残念、遺憾だということですけど、それで終わってしまっては困ると」「今後も含めてどうしていくか、米側にももっと強く申し入れてもらう。そうしてもらわないと困ると強く申し上げました」

国は引き続き、日米間で協議を続けながら対応を検討していくとしています。

普天間基地でフッ素化合物含んだ処理水の排出 国が宜野湾市に説明

一方、県議会は9月2日基地関係特別委員会を開きこれまでの経緯などについて県側に説明を求めました。県は、処理水の排出の経緯について国に対して説明を求めたほかアメリカ側には、処理水の排出をしないよう求めるなどこれまで行った対応について説明をしました。

そのあと、委員のメンバーから国に対して処理水に含まれる有機フッ素化合物の排出基準の設定するよう要請するのか、宜野湾市の下水処理場から出る汚泥の調査などの質問が出されました。

委員会では、以前、基地内で行った水質のサンプリング調査の結果など踏まえて9月に開会する定例会までに抗議決議と意見書案を作成を目指すとしています。