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辺野古新基地建設を巡り沖縄防衛局が提出した大浦湾のサンゴ移植許可申請について、玉城知事はきょう、サンゴに負担をかけない時期に行うことなどを条件に許可すると明らかにしました。

玉城知事は「法の最終判断によって是正の指示が適法であると示された以上、行政である県としては、是正の指示に従い許可処分する必要があることから、本日付けでJPKI地区のサンゴ類の特別採捕許可申請について、許可処分することといたしました。」と述べました。

辺野古新基地建設を巡っては2019年、沖縄防衛局が県にサンゴを移植するための特別採捕許可を申請し、2020年2月には農林水産大臣がサンゴの移植許可を出すよう県に是正指示を行いました。

これに対し県は、「国の違法な関与」だとして指示取り消しを求めて国を相手に提訴していましたが、2021年7月、最高裁において県側の訴えが棄却され県敗訴が確定しました。

7月28日の会見で玉城知事は、許可の条件として、移植するタイミングについて、台風などの影響を考慮し、出来るだけサンゴに負担のかからない時期に移植を行うことや、移植後のおおむね1週間に1回の経過状況を行い県に報告することなどを求めることにしています。

また会見で、埋め立て変更承認申請の判断時期について問われると玉城知事は、「しかるべき時期に判断を発表したい」として、具体的な明言を避けています。

玉城知事が辺野古沖サンゴ移植「許可」へ