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QABでは県内の飲食業事業者などとともに子ども食堂にお弁当を届ける活動を始めました。

子どもたちのもとに届くお弁当には食材を提供してくれたり、調理をしてくれたりした人たちの大切に食べてほしいという思いが詰まっています。

12月7日放送琉球朝日放送 上原直樹社長「子ども食堂に集まる子どもたちに、生産者の皆様の思いがつまったあたたかいお弁当を食育とともに届けていきたいと思います」

QABと県内の飲食業や生産者などおよそ10社が始めた「イッペーマーサン子ども食堂プロジェクト」

新型コロナの影響で在庫が余ったり、売り上げが減少している県産・国産食材を使った弁当を県内の子ども食堂に届けるものです。

プロジェクトでは、もとぶ牛の焼肉弁当や、県産クルマエビの天丼、国産牛のステーキ弁当の3種類をそれぞれ2000食ずつ、県産マンゴースムージーとともに子ども食堂に無償で配布します。

子ども食堂に弁当と食育届けるプロジェクト

10日の映像先週金曜日、浦添市の児童センターにはもとぶ牧場の焼肉弁当100食とマンゴースムージー100食が届けられました。

本部牛を口いっぱいに頬張る子どもたち。

女の子「(Q:きょうのお肉はどう?)おいしい(Q:いつも食べるお肉とどっちがおいしい?)こっちの方がおいしい」

女の子「おいしい(中略)柔らかくて、味がしっかりしているから」

実はこのプロジェクト、子どもたちに弁当を届けるだけではありません。

もとぶ牧場営業企画部 田中裕士主任「実際生きた状態はこういう状態なんですけど、これは黒毛和牛といって、牛の種類、黒毛和種という種類で、これは日本にしかいない種類で」

県産・国産食材の美味しさや良さを子どもたちに知ってもらうため食の大切さについて学んでもらおうという目的があります。

この日の食育講話では弁当に使われている本部牛は食べられるように育つまでまで2年半必要で、24時間付きっ切りで牛の世話をしないといけないことなどを伝えました。

女の子感想「たまに残すこともあるから、ちゃんと食べ切ろうと思う」

子ども食堂に弁当と食育届けるプロジェクト

もとぶ牧場営業企画部田中裕士主任「食べるということは命を頂いているということなので、ただただ美味しいお肉が食べたではなくて、どういう経緯で育って、どこの場所で育って、どういう形で食卓まで届くのか、というのを少しでも理解していただけたらなと」

浦添市立宮城ヶ原児童センター池原千佳子館長「子どもたちがすごく喜んで、いつもの食べている時の顔と違うので、大変ありがたいなと思っています。」「作っている方とか生き物に対して、いただきます、ありがとうという気持ちをもって、ご飯を食べましょうねということを伝えていただいたので、それを子どもたちと一緒にこれからも学んで伝えていきたいと思います。」

生産者と地域の子どもたちを繋ぐプロジェクトは思いのこもった弁当とともに食の大切さも届けています。