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コロナ禍で厳しい状況が続く中団体存続をかけて興行を行っている琉球ドラゴンプロレス。さまざまな工夫で大会を開催しているそのリングに、弱冠15歳の中学生プロレスラーが登場しました。

29日に行われた琉球ドラゴンプロレスの南風原町大会。試合の合間にリングを消毒。観客数を少なく制限するなど新型コロナ対策を行う一方で。

琉球ドラゴンプロレス中学生レスラー運命のタッグ

琉球ドラゴンプロレス 代表 グルクンマスク「目当ての選手を見るためにツイキャス(有料動画配信サービス)を買った方が他の試合を見てこの団体はいいなとかこのプロレスは面白いなとかと思ってもらえるのが一番の狙いではある。(試合の)動画は販売しているのでお断りしているが写真を撮ってフェイスブックやツイッターに上げていただくことは(団体にとって)むしろ良いこと」

さらなる話題作りとしてドラゴンプロレスではクラウドファンディングでファンから資金を募りタッグマッチのチャンピオンベルトを製作。このベルトを争う初代双琉王決定トーナメントの1回戦2カードが行われました。

そのうちの1試合はグルクンマスク・首里ジョー組とウルトラソーキ・ティーラン獅沙組の対戦はリング内外で目まぐるしい攻防を見せる展開となりました。

団体代表のベテラン、グルクンマスク。元国体ボクシング選手の持ち味を生かす首里ジョー。対するうちな~んちゅコンビ糸満市出身のウルトラソーキは体格を生かした攻撃。南城市出身のティーラン獅沙は空中戦で会場を沸かせました。

その中、徐々にペースを掴んだのはグルクン・首里ジョー ペア。最後はコーナーポストから跳んだ首里ジョーが3カウントを獲得。県外団体の試合でも腕を磨く師弟コンビがベルト獲得に一歩前進です。

琉球ドラゴンプロレス中学生レスラー運命のタッグ

首里ジョー選手「タッグのベルトとなると(師匠の)グルクンさんと取るしかないというのが自分の中にあったのですごく手応えは感じた」

そしてもう1カード。GOSAMARU・真栄田ミサキ組と対戦したのは琉球ドラゴンプロレス創設からのレスラーハイビスカスみぃと福岡から参戦したヴァンヴェール・ジャックの2人。

ジャックは中学3年生ですがなんと小学生からリングに上がる親子プロレスラー。今回の沖縄初参戦には理由が。

琉球ドラゴンプロレス中学生レスラー運命のタッグ

ハイビスカスみぃ選手「14年前くらい? (僕が1歳くらいの時) 私の試合を見に来てくれていて、私が赤ちゃんの時のジャック選手を抱っこした写真があってあの子が!!みたいなこれは組むしかない。運命だと思って」

ヴァンヴェール・ジャック選手「僕よりも上の方たちが(みぃ選手とのコンビに)立候補している中で僕を選んでくれたことで、もちろん決勝に行くことも大事だがきょう(1回戦)のためにいっぱい練習してきた」

是が非でも勝ちたい運命のコンビ。しかしその前に立ちはだかるのは体格・キャリアともに格上のGOSAMARU。それでも。

琉球ドラゴンプロレス中学生レスラー運命のタッグ

ヴァンベール・ジャック選手「相手のGOSAMARU選手はデカいので僕は体が小さいなりに空中技だったり、スタイルを生かしたやり方で挑もうと思った」

ハイビスカスみぃ選手「この2人の年の差が20ある。何かもう親の気持ちで頑張れ!頑張れ!!という気持ち」

負けじと先輩 ハイビスカスみぃも。しかし、試合の流れは徐々にGOSAMARU・真栄田組へ。ジャック憧れの地メキシコのプロレスを彷彿とさせる大技で大逆転勝利

琉球ドラゴンプロレス中学生レスラー運命のタッグ

沖縄で再び巡り合った運命のコンビは年末に行われるトーナメント決勝へコマを進めました。

ハイビスカスみぃ選手「次は年間最大ビッグマッチのメインイベントなので緊張するよね。 緊張するけど2人で力を合わせて頑張りたい」

ジャック選手「プレッシャーとかは結構あるが誰よりも気持ちで負けないようにとにかく一生懸命頑張る」

この運命のコンビが決勝に登場する沖縄市 音市場での試合は来月27日です。詳しい情報は琉球ドラゴンプロレスのホームページをご覧ください!