新型コロナの影響で収入が減った中小企業や個人事業主などを支援する「持続化給付金」制度。県内では不正受給問題が大きく取りざたされているなか、不正な受給の手続きを指南したと噂された「男性コンサルタント」を取材することができました。

男性コンサルタント「申請は1000件前後ぐらいじゃないですか。5月半ばぐらいからどんどん増えてはいきましたね。ピークで言いましたらそれこそ30人から50人くらいきた日もありましたね。うちの方から特にいわゆる宣伝行為みたいなものは一切しなかったんで、もう本当に口コミですね」

不正受給の指南役ではないかとうわさされた男性コンサルタントが、QABの取材に答え、胸の内を語りました。

男性コンサルタント「申請代行を始めるというか、もともと(男性税理士)の事務所にお世話になって、その中で、この持続化給付金というのがが始まって。」

この男性コンサルタントは、渦中の人物として取りざたされた男性税理士と一緒に持続化給付金の申請代行を行っていました。

不正受給問題リポ 渦中のコンサルが語る

男性コンサルタントが申請者の窓口となり、相談を受け付け、一方、男性税理士は申請に必要な「確定申告」を作成する業務を担っていました。

その後、男性コンサルタントが必要書類を取りまとめ、中小企業庁に申請を行い、最後に申請者のもとへ持続化給付金が振り込まれる流れとなります。

そうした中、申請者側が明らかなウソをついてる場合もあったといいます。

男性コンサルタント「もちろんありましたよ。例えば、ネイリストだって言ってるのに、ネイルもなにももやっていない。爪がボロボロのことか、ネイリストです、って言って、あなた本当にネイリスト?っていうのはありましたよ。もちろんでその場でお断りしてましたね。」

しかし、事務所に捜査のメスが入る事態におちいったといいます。給付金を不正に受給させているのではないかと疑惑が持ち上がっていたのです。

男性コンサルタント「警察がこちらにきた時点では、僕は(不正受給は)なかったということを答えています。ただ、それから、約1カ月経って、僕らなりにも、先生といろいろ相談していろいろ調べていったところはあります。その中で、これは(申請者)本人がうそをついてたんじゃないか、とかいう部分はちらほらと出てきてます。」

不正受給の指南はしていないと説明する男性コンサルタント。

男性コンサルタント「指南っていうのがどういう指南なのか、なんですね。僕コンサルですから、当然いろんなこと教えますし、こういう持続化給付金というものはこうゆうものですよとか、説明とかしますけど、それが指南というのかどうか。」

「ご家族もおられて、同居していて確定申告書に

風俗業と書きたくないと言う方なんかは、ぼやっとした形で接客業とか、サービス業とか、コンパニオンとかという形で、書いてあげたのはあります」

「親兄弟同居してるところで、わたしソープ嬢ですっていうような、確定申告書作れないですよ。絶対に。僕は、そう思ってます。だから、それは悪いことやってるとは思ってないです。」

男性コンサルタントは、不正受給の問題が世間で騒がれている今、別の問題が起きていると言います。

男性コンサルタント「僕が今、テレビに出て話をしようときっかけになったのが、まさに今、すごく負のスパイラルみたいになっているなというか。」

指南役として噂された男性コンサルタントのもとには、不安の声が数多く寄せられていると言います。

男性コンサルタント「多数きてます。やっぱりうちのほうでやっていただいたお客様なんかの中でやっぱりいろんな周りの噂を聞いたり、警察とかマスコミの出てるものを聞いて、不安になって。」

男性コンサルタント「(男性税理士)さん、(男性コンサルタント)さん、あなたたちに私は嘘をつかれましたと、もう詐欺師扱いですよね。いやいや普通に見てて、不正受給じゃないんですよ。」

不正受給問題リポ 渦中のコンサルが語る

犯罪を犯したかもしれないと心配になり、持続化給付金を返金する人も出てきました。

男性コンサルタント「風俗業の方とかキャバクラとか、みんな間違った噂、間違ったものを聞いて、結局、自分は不正になるかもしれないと思って、返金をされる。当然その子たちって100万円というお金ないわけですから、もう使って、ほとんどの子が。それをいわゆる闇金とか街金でまた借りたり、高金利で借りて、それで返していっているという方がほんと多いというのが最近の現状ですね。」

なかには、受給資格があるにも関わらず、お金を借りて、給付金を返金するという人までいて、負のスパイラルが起きているというのです。

男性コンサルタント「沖縄はある意味、コロナの中で、日本中で言ったら一番大打撃を受けた地域だからこそ、(持続化給付金の申請者が)多かったのかなというのは、僕なりには思ってます。」

男性コンサルタントが申請代行を受け付ける中で、本来、生活に困った人を支援する給付金の制度を悪用して金儲けを企てている人間がいることもわかったといいます。

男性コンサルタント「どこで50%とられましたよとか、あっちで30%取られた、40%とられたと、というのは多かったですね。」

中には、持続化給付金とすら言わずに現金が受け取れると誘う手口も。

男性コンサルタント「10万、20万、その場で現金をもらえるらしいんですよ。あなたの通帳と運転免許証のいわゆる写真撮らせてくれたら、10万円あげると、もう、それだけです。」

持続化給付金をめぐる不正受給問題。本当に救われるべき人が救われるよう、情報を正しく理解し、少しでも怪しいと思う誘いには乗らないよう、十分な注意が必要です。