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辺野古新基地建設をめぐり埋め立て予定海域に生息するサンゴの移植許可を出すよう農水省が指示したのは国の違法な関与にあたるとして、県が22日国を提訴しました。

この裁判は辺野古埋め立て予定海域に生息する、サンゴの移植許可をめぐって起こされたものです。

県は沖縄防衛局から2019年に出されたサンゴの移植許可について審査していましたが、まだ審査が続いていた2020年2月、農水省は県に対し、移植を許可するよう指示していました。また県は農水大臣の指示が「知事の判断権限を奪うことになりかねない」「国の違法な関与になりかねない」と主張しています。

玉城知事は「法令に基づき知事に与えられたサンゴ特別採捕許可事務の権限を知事が行使する前に、具体的に許可しなさいと大臣が命じたもので知事の判断権限を奪うことになりかねず地方自治の観点から大きな問題があることについてしっかりと主張してまいります」と話していました。

辺野古新基地建設をめぐる国と県の裁判はこれで9度目となります。

サンゴ移植問題で県が国を提訴