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県や医師、感染症の研究者などで作る新型コロナの専門家会議が29日夜開かれ、第2波への備えについてが議論されました。

専門家会議では、東京で連日50人前後の感染者が新たに確認されている状況をうけ、県内にウイルスが持ち込まれる可能性を指摘。感染者が検査を受けやすい態勢を作ることが重要との意見があがりました。

中部病院感染症内科の髙山義浩医師は「これから夏休み入ってきたら、警戒感を春休みの時以上に高めていかなければいけない。観光客を迎えつつも、観光客の中からウイルスが持ち込まれる可能性があるということを十分覚悟して、観光再開の道を歩んでいく必要があると思う」と話していました。

また県内で61日間、感染者が確認されていない一方、PCR検査も1日10件程度と少なくなっていることから、感染の発覚が遅れることを危惧する声が上がりました。

このほか専門家会議では3月から4月の流行期に保健所に相談が殺到し、職員が電話対応に追われていたことなどが報告され、コールセンターの存在をより周知していくことが確認されました。

コロナ専門家会議「持ち込まれる可能性」指摘