楽園の海。案内は水中カメラマンの長田勇さんです。今回のテーマは「梅雨明け!やんばるの海」です。

長田「6月12日に梅雨明け宣言された沖縄地方。その翌日にやんばるの海で潜ってきました!!」

今年は梅雨明けが早かったですよね~。海の中はどうなっているのか!早速見てみましょう♪

長田「この日の気温は32度。晴れ渡った青空の下、辺土名漁港から出港します」

まるで合成みたい!!きれいですね~。

長田「今回お世話になるのは、Sea Lifeの森さん。やんばるの海に潜るときは、いつもお世話になってます。あっという間にポイント到着。海の中はどうなっているのでしょうか?早速エントリー」

わぁ~♪これ全部小魚ですか!?

楽園の海 梅雨明け!やんばるの海

長田「水温は27度。足の踏み場もないほど、様々なサンゴが群生してます。こちらには、形の良いテーブルサンゴ。直径1m超えてます。そしてこちらは、直径2mクラスのテーブルサンゴ。水深3mの浅瀬なのに、台風の被害もなく水温上昇による白化もなく、よくここまで成長出来たなっと、感心しました。ここのポイントの特徴は、サンゴの種類の多さだと思います。テーブルサンゴだけでなく、形の良いエダサンゴや小さな塊状のサンゴなど、本当にバリエーション豊か」

確かに。全部立派でサンゴにとって環境がいいんでしょうね。

長田「そのようですね。こちらはテーブルサンゴの間に、エダサンゴ。」

自然が作り出した素晴らしいオブジェクトですね~。ところでパッと見、生き物が少ないように感じますが…

長田「ちゃんと暮らしていますよ。ホウセキキントキ。太陽の光が眩しかったのか、サンゴの下で休憩していました」

全く動きませんね。

長田「そしてこちらは、サンゴの隙間に入り込んだヤドカリ」

あら!狭そう…

楽園の海 梅雨明け!やんばるの海

長田「こちらはオオアカホシサンゴガニ」

こちらも狭そう…

長田「この子たちのようにサンゴを利用している生き物って意外と多いんですよね。ところでサンゴって、地味な色のイメージが強くないですか?」

たしかに…

長田「こちらの中央にあるサンゴ。枝をアップで見てみると…グラデーションのかかった薄紫色」

お花のようで綺麗ですね。

楽園の海 梅雨明け!やんばるの海

長田「そうですよね~。サンゴは、植物のように思われがちですが、実は動物。一つ一つのポリプから出ている触手をつかって、獲物を捕まえるんです」

アップで触手を見ると、サンゴが動物だってことがよくわかりますね。

楽園の海 梅雨明け!やんばるの海

長田「もう一つ、サンゴが動物だって証拠をご覧下さい。テーブルサンゴの合間に挟まっている紫色のハナヤサイサンゴ。隣のサンゴと喧嘩して陣地を伸ばしているんです」

こんなことするなんて、初めて知りました。

楽園の海 梅雨明け!やんばるの海

長田「お互いに備えている武器を使って、相手を溶かす感じで攻めます。(スウィーパー触手や隔膜糸など)アップで見たら、とても綺麗なんですけど、夜な夜な陣地争いが行われているようです。そしてこちら。無理やり成長するパターンも」

ホントだ~!!テーブルサンゴから枝が突き出してる!!

長田「元々はエダサンゴが先。その後、テーブルサンゴが成長して、このようになったんだと思われます。よく見ると、枝の白くなってる部分まで、テーブルサンゴが伸びてきています。今後の戦いが見ものです」

一か所にこんなに色々なサンゴが暮らしていて、しかも場所の取り合いをしているとは思いませんでした。ところで今は、沖縄中のサンゴたちが産卵する時期ですよね。

長田「そうです。実はここのポイントで、サンゴの一斉産卵を撮影することに成功しました!! すごい映像が撮れているんですけど、その様子は次回の楽園の海で、ご覧いただきたいと思います!」

次回も期待しています。貴重な映像ありがとうございました。