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県民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦から75年の「慰霊の日」です。県内は朝から平和への深い祈りに包まれています。

戦後、野ざらしになっていた遺骨を集め、供養した糸満市の魂魄の塔には、早朝から遺族らが訪れ、線香や花を供えながら祈りを捧げていました。

78歳の男性は「父親と兄と2人が亡くなって23日は毎年来ています。安らかに眠ってくださいと、子どもも孫もみんな頑張っているよと」話しました。

10歳の女の子は「ずっと平和でいますようにって思いました」と話していました。

また平和の礎にも朝から多くの人が訪れ、反戦平和への思いを胸に刻んでいました。

91歳の男性は「戦争は人類をおかしくするし戦争はやってはいけないということを(孫には)教えているつもり」と話していました。

孫の女の子は「戦争は二度としてはいけないということを後輩たちにも伝えていきたいと思う」と話していました。

沖縄戦の前に生まれた人が県民の1割にまで減る中、戦争の記憶をどう引き継いでいくかが課題となっています。