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ことし新入社員として新社会人をスタートした人も多くいると思いますが、現在、新型コロナのため休園中となっている「おきなわワールド」では、恒例の新人研修が今月のはじめに行われました。場所は、地下40mの洞窟。果たしてどんな研修だったのでしょう。

ヘルメットに作業着姿。そして少し緊張した面持ち。南城市の「おきなわワールド」や、国頭村の「大石林山(だいせきりんざん)」などを運営する、株式会社南都の8人の新入社員です。

新年度のスタートとともに恒例となっている新人研修で、「おきなわワールド」内の鍾乳洞探検にチャレンジ。敷地内にある鍾乳洞の総延長はおよそ5000m。そのうち整備され一般公開されているのは800m分です。

研修では整備されたコースを外れ、普段は一般公開されていない地下およそ40m、長さ600mの鍾乳洞を、先輩社員の案内で1時間かけて歩きます。

先輩ガイド「この私が指さしているところ、1センチ弱あるがこれですでに30年くらい経過している。」

長い時間をかけて形づくられる鍾乳洞を体感。さらに手をついたり、中腰になりながら狭いエリアを進んだり、地下水に漬かり足元を取られてしまう場所では、周りの人を気にかけ、時には手を取り合い前へと進む新人たち。地上へと戻れたころには表情も柔らかくなっていました。

女性新入社員「前の人が危ないと思ったら後ろの人が手を貸したり、逆に後ろが手を貸して欲しい時には前の人を呼んだり、自然にそういう関係になれるような場所だと感じた。」

男性新入社員「(鍾乳石が)ダイヤモンドを見る感じで、見たことがなく感動した。」

地下40mでの鍾乳洞探検。新入社員にとっては貴重な研修となったようです。

研修を行った「おきなわワールド」なんですが、新型コロナの影響で今月いっぱいの休園となっています。新入社員のみなさんにとってはいきなりの大変な局面ですが、力を合わせて再開に備えて頑張って欲しいなと思います。