連日のように伝えられている香港での民主化を求める人々のデモ。ことし3月から始まり、8カ月間にもなろうとしています。民主的な政治を求めて始まった香港のデモを県内から参加した人たちがいます。なぜ、香港に行ったのか、そしてそこで見えた沖縄との接点とは何だったのでしょうか?

大袈裟さんの報告会「徐々に民主主義を外堀から奪っていくようなことがここ5年、10年、香港は中国からさらされていることを知って、日本が沖縄にしていることとかなり似ているんですね」

今月16日、那覇市内で香港での民主化デモに県内から参加した人たちが報告会を開いていました。実際に香港に足を運んだ報告者の一人大袈裟太郎さんの映像には香港市民の生の姿が映し出されていました。

香港のデモ、歩く人々が大袈裟さんに手をふり大袈裟さんが感動する様子「すごいすごい、俺なんかに手を振っているガンバレ!」

200万人が参加したとされる6月のデモの様子

200万人が参加したとされる6月のデモの様子です。香港の人々が民主化を求め声をあげたのはことし3月からでした。中国本土とは違い、立法権や行政権など「高度な自治権」が認められている香港でなぜデモは起きたのでしょうか?その引き金は「逃亡犯条例の改正」でした。香港で起きた刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことができるとするもので、一国二制度で認められている「独立した司法権」が脅かされると香港市民が猛反発したのです。

先月4日深夜。香港警察による発砲などデモ参加者への取り締まりが過激になる中、ひとりの女性が複数の警察官に抗議しています。

抗議する女性「あなたたちはまるでギャングだ、マスクを外して顔を見せなさい!」香港政府が、デモ参加者のマスクの使用を禁止する法律が施行される数時間前の出来事でした。

女性が泣き始めると警察官らが泣き真似をして揶揄する。大袈裟さん「警察があおるんですよ。(女性が)泣いていると…警察があおるって頭おかしくないですか。しかも、1対この人数で」「香港警察ひどいな。泣いている女性をあおった。狂ってる」

報告会を開催した一人、大袈裟太郎さんは辺野古での新基地建設反対など、香港で起きていることは決して他人事ではないと話します。

個人の権利対国家の権力の戦いというか構造になっている。それは沖縄とも結びつきがあるというか、同じ構造であると僕は考えていて

大袈裟さん「個人の権利対国家の権力の戦いというか構造になっている。それは沖縄とも結びつきがあるというか、同じ構造であると僕は考えていて」

報告会の参加者「権力(側)が悪さをしているから、その辺を自分たちも見えるようにやっていることがわかるように、若い人に繋げていかないと大変なことになるんじゃないかなと思います」

報告会の参加者「国によってどの国家かによって違うんだけど国家権力は恐ろしい」

報告者・秦真実(やす・まこと)さん「そうですね感じてほしいというか、一番私が知りたかった」「沖縄もそうだけど香港も決まったことだからということで諦めないで、若い人たちが将来の人のために、自分たちの未来のために一生懸命声を上げている。そのことを沖縄の人たちも知ってほしいと思いました」

さてここからは、6月に香港に行った写真家の普久原朝日さんとご一緒します。普久原さんよろしくお願いします。VTRでお伝えしたのは2回目の報告会でしたが普久原さんは7月に行われた1回目の報告会で香港の現状を伝えました。では、この後、激動の香港とデモの現場から見えてきた沖縄との共通点など伺っていきます。

激動の香港とデモの現場から見えてきた沖縄との共通点など伺っていきます。