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戦後74年 慰霊の日

6月23日は『慰霊の日』です。改めて戦争の悲惨さと平和の尊さに向き合う一日を迎えました。23日は朝から天気が崩れ30年ぶりにまとまった雨が降る慰霊の日を迎えました。

24万人あまりの戦没者の名前が刻まれた平和の礎では今も癒えない悲しみを抱え祈りを捧げる姿がありました。

訪れた男性「家族みんな失ったんです5名、父、母、兄、弟、妹、私一人生き残って、申し訳ないなという形で手を合わせています。一人だけ残って」

戦後、野ざらしになっていた遺骨を集めて供養した魂魄の塔でも訪れた遺族らが花や線香を供えていました。

祖母「(親が)子どもたちを残してしまって、(戦争で)亡くなった時はとても悔しかったと思います」孫「ばあちゃんから聞いたことはできる限りいろんな人にたくさん伝えようと思う。小さなことでも続けていこうと思います」

慰霊の日 中継 糸満市・平和祈念公園

糸満市の平和祈念公園では、朝から降っていた雨も上がり、先ほど「全戦没者追悼式」が始まりました。

追悼式には玉城知事や安倍総理が出席しているほか、多くの一般参列者も訪れています。

まもなく12時の時報とともに黙とうが捧げられたあと、玉城知事が就任以来初めての平和宣言を行い、辺野古新基地建設断念などを政府に求めるとみられます。

県民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦から74年。沖縄はきょう平和への祈りに包まれます。