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復帰から47年 変わらない基地負担・・・

沖縄が本土に復帰してから15日でで47年を迎えます。各地の表情です。

47年前、本土復帰を果たし県民が強く望んだ「基地のない平和の島」とは程遠く、今でも過重な基地負担を余儀なくされている沖縄。県民からは「県民の意思に反し基地が造られようとしている」「場所が沖縄だけに集中しないで、他の県にも広げた方が負担が少なくなる」などと話していました。

名護市辺野古では15日も埋め立て工事が続いていました。反対する市民は、工事用資材の搬入を阻止しようと座り込みを続けていました。

抗議に参加した人は「復帰の日が来ても、こういう押しつけがましいい工事をやる、させるという自体が私は狂っているのじゃないか」「47年前に(米軍基地を)返す予定で全然、返ってきていない。そこは47年前と全く変わらない、もう本当に腹が立つことですよね」と話していました。

一方、石垣島では平和行進が始まりました。陸上自衛隊の配備をめぐり賛否が割れるなか、建設現場が見える於茂登集落をスタート。市街地までの10キロあまりを行進しました。

そしてこんな行事も…沖縄が本土に復帰したのと同時に、国の重要無形文化財に指定された組踊。初めて上演されてから2019年300年となりました。

玉城知事は「連綿と300年に長きに渡り、先人たちから受け継がれてきた組踊は沖縄県民の宝であり本日から始まる記念事業を契機として、地域の伝統文化を支える環境づくりを着実に目指してまいります」と話していました。

県では、組踊300周年を記念する様々な事業を催す予定です。