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辺野古の新基地建設をめぐり、国は5日、県が行った埋め立て承認撤回を取り消しました。

石井国土交通大臣は「承認の撤回処分には理由がないと判断いたしました。この度、沖縄県による埋め立て承認の撤回処分を取り消すとの採決を行いました」と発表しました。石井国交大臣はさきほどこのように述べ、県が行った辺野古の埋め立て承認撤回を取り消したことを明らかにしました。

2018年8月に県が行った埋め立て承認撤回への対抗措置として、沖縄防衛局は「行政不服審査制度」を使って、国土交通省に承認撤回を取り消すよう申し立てていました。審査の中で、県は国の機関である沖縄防衛局が、私人の権利を救済するための制度を活用することはできないなどと主張していました。しかし国交省は、防衛局が進めている工事の正当性を認め、県の撤回には「理由がない」として承認の撤回を取り消しました。