骨髄ドナーを考える

先週突如飛び込んできた、病に関するニュース。このニュースに衝撃を受けた沖縄県民も多くいると思います。そこから見えてくる私たちにできることを考えます。

先週火曜日、衝撃的なニュースが日本中を駆け巡りました。東京オリンピックでメダルの期待も大きかった競泳女子、池江璃花子選手が白血病を公表。そのニュースを受けてあることが注目を浴びています。

那覇市のくもじ献血ルーム。ここでは献血を行うとともに、骨髄バンクへのドナー登録も行っています。

沖縄赤十字血液センター上江洲富夫 事業調整監「池江璃花子選手の報道があってから、普段献血ルームでの登録者というのは月に5名から10名ぐらいなんですけど1日に8名とか9名に増えてきてますね」

グラフ池江選手の病の告白を受け、増加しているドナー登録。実は沖縄はもともと人口当たりの登録者が全国で一番多いんです。

上江洲さん「普通の方よりも献血に来る方はボランティアの意識がありますので、その方に骨髄ドナー登録もできますが話聞いてみませんか?と声かけすることで興味を持つ人がいて、登録者数の増加につながっていると思います。」

この日献血に来ていた人に話を聞いてみると。

男性「自分が役に立てればという思いですね。」

女性「誰かのためになるなら、私は採ってもなにもならないから。」

高校球児「少しでも自分の血が誰かの役に立てればいいかなと思っています。」

そんな誰かを思いやる気持ちによって助けられた男性がいました。

2016年めざせ甲子園これは3年前のめざせ甲子園の映像。沖縄尚学の一員として練習に励む、当時高校3年生の髙島輝一朗さん。

髙島さんは5歳の時に、白血病を発症。一度は回復し、中学校まで好きな野球に打ち込みましたが、高校入学を前に再発しました。

髙島さん「僕は沖縄尚学にあこがれていたので絶対こっちに行って甲子園に行くんだという気持ちを持って取り組んでいた矢先だったので、とてもショックが大きかったですね」

そんな髙島さんを支えたのは、野球を続けたいという思い。その一心でつらい治療にも向き合いました。

今は大学に進み、野球ができているのは誰かによって命をつないでもらえたからだと話します。

髙島さん「僕もたくさん輸血をして命をつないできたので、誰の血かもわからないし、顔もわからないし、名前もわからないじゃないですか。そういった意味でもいろんな人に助けられた、支えられたなと。輸血とか骨髄バンクとかいろんな人がやってもらえたほうが可能性的にも高くなってくると思いますし、血を提供していただくことで、たくさんの命を助けてもらえることができると思うので、大切だと思います」

誰かを思いやる気持ち。それによって支えられている命。あなたにしか助けられない命がどこかにあるかもしれません。