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辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票がきょう告示されました。きょうの1日の動きを追いました。

公報が張りだされ、県民投票が告示されました。

玉城知事「県民のみなさまの意思が適格に反映された県民投票となるよう全力を尽くしていきたいと思います。」

国が進める辺野古の埋め立てについて「賛成」「反対」「どちらでもない」の3つの選択肢で意思を問う県民投票。

実施に向け署名集めをした会の元山仁士郎代表も街頭に出て参加を呼びかけました。

県民投票の会・元山仁士郎代表「複雑な感情を抱えている方もいらっしゃると思うんですけど、しっかり話をしながら悩んでいろいろ考えて、正直に思う1票を投じていただければと思います。沖縄県民が現在の工事の状況もふまえて、本当に基地が必要なのかどうかというのを意思を示していただければと思ってます。」

菅官房長官「そもそも辺野古移設の原点は、世界で一番危険と言われる普天間飛行場の危険性除去と、固定化を避けることではないでしょうか。」

県民投票を巡っては政党間のスタンスに違いも。

玉城知事を支える県政与党は、各地で反対を呼びかけています。圧倒的な「反対」の民意を示し、工事を止めようと各地で訴えました。

市民「県民投票でいい結果を出して、私たちが闘える材料をいっぱい持っていたいなと思います。」

一方、野党・自民党は、きのう自主投票を決め、積極的な運動はしない方針を固めました。しかし、党内には温度差も。のぼりを立てて賛成の立場を明確にしている議員もいます。また、独自に「賛成」を呼びかける人も。

宜野湾市に住む平安座唯雄(へんざ・ただお)さん、自民党の支援者です。県民投票では、宜野湾市民の負担軽減にならないと訴えています。2000枚のチラシを用意して投票日まで配り続けることにしています。

平安座さん「代替施設ができないことには、普天間基地の返還はありえないわけですから、その方向で臨んでいるわけ。期待を実現できる方向で進めたいと思う。ただ、県が、なんでちゃちゃを入れて邪魔をするのかわからない。」

埋め立てをどう考えるか。民意は10日後に示されます。