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2組の兄弟の絆で初勝利を〜宮古総実〜

続いては「めざせ甲子園」きょうは、県立宮古総合実業高校です。チームには、父の背中を追いかけ、兄弟で夏に挑む選手がいました!

部員わずか10人で強豪・沖縄尚学を下し、ベスト16に輝いた秋からまもなく4年。

宮古総合実業高校神里正太監督「この一球はないんだよ。取返しつかないんだよ分かる」

この夏、15人で挑む宮古総合実業高校。就任5年となった神里正太(かみざと・しょうた)監督と、〝夏の選手権初勝利〟〝再びの快進撃〟を目指しています。

宮古総合実業高校神里正太監督「任せるな最後までやり切れ」

めざせ甲子園!(8) 宮古総合実業高校

注目は〝絆の強さ〟を感じさせる選手たち。

春の初戦で那覇を完封した仲宗根純平(なかそね・じゅんぺい)は、多彩な変化球を操るチームの柱。

たとえ兄が打たれても、外野手としてそれを守るのが、弟の俊輔(しゅんすけ)打席では、4番の兄が打ち取られたら弟が返す!

宮古総合実業高校2年仲宗根俊輔選手「この兄弟で出る夏の大会で一勝したいです」

そして、チーム一の俊足・濱川義幸(はまかわ・よしゆき)が1番でチャンスを広げると、兄で主将の真輔(しんすけ)がそれを生かす!随所に「兄弟の絆」が光ります。

めざせ甲子園!(8) 宮古総合実業高校

宮古総合実業高3年濱川真輔主将「兄弟で迎える最後の夏なので一勝してどんどん上に行って最後悔いなく終われたらいいなと思っています」

幼い頃から野球に励み、ともに切磋琢磨してきた濱川兄弟。そこには、2人を見守るまなざしがありました。

濱川兄弟の父裕幸さん「自分が野球をやっていたものですから自然と小さい頃から野球をさせたんですけど、どこに行くにも小学生から球場は家族で移動していた感じですので家庭の中では野球なしではないような感じもしますね」

34年前の夏、チームが宮古農林だった頃の〝主将〟として、その後は〝監督として〟母校を率いた裕幸さん。

めざせ甲子園!(8) 宮古総合実業高校

濱川兄弟の父裕幸さん「自分たちのときは期待されながら1回戦で敗れてしまったものですから今回は子供には最後の大会、長い夏になるように頑張ってほしいですね」

母の邦子さんも、家族の野球生活を支えてきました。

濱川兄弟の母邦子さん「年も近いのでずっと同じ環境で高校も最後までできたことはすごく幸せなことだなと思っています」

宮古総合実業高校3年濱川真輔主将「朝練とかで朝早くから起こしてもらって弁当とかも毎日作ってくれて感謝しているので最後は頑張って喜ぶ顔を見せられたらいいなと思います」

宮古総合実業高校2年濱川義幸選手「初戦勝てればいいと思います」

長打力を伸ばし、〝全員が一球に関わる〟エラーのない守備を目指すチーム。監督は〝自分の殻を破る思い切ったプレー〟に期待しています!

めざせ甲子園!(8) 宮古総合実業高校

宮古総合実業高校神里正太監督「殻を破ればもっと彼らの可能性が広がる。とんでもないプレーというかビッグプレーファインプレーも多くなると思います。どんどん前に出てほしいなとそういうプレーに関してはよくやったと声をかけてあげたいなと思っています。(学校の)合併後初めての校歌を一緒に歌えるように胸を張って堂々と先輩の分まで歌えるように期待したいと思っています」

心をひとつに夏に向かう選手たち。笑顔の初勝利を目指します!

宮古総合実業高3年仲宗根純平選手「夏結果を残さないと意味がないので監督と一緒に笑えるようにしたい」

宮古総合実業高3年濱川真輔主将「大会でも完封試合が多いので夏も初戦は完封を目指して初戦を突破したいなと思っています」

「絶対勝つぞ!」

めざせ甲子園!(8) 宮古総合実業高校