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今月20日に日本ペンクラブ主催の「平和の日」の集いが県内で開かれます。落合恵子さんや浅田次郎さんなど、全国で知られる有名作家も参加する集会のテーマは「沖縄で考える戦争と文学」です。

日本ペンクラブ主催の集会としては県内で初開催となる集会に、沖縄の作家を代表して登壇する大城貞俊さんにお話を伺いました。

ペンクラブ 有名作家が「平和と人権」語る

豊見城市の専門学校で教壇に立つのは作家、大城貞俊さん。『一九四五年・チムグリサ沖縄』や『椎の川』など、戦後生まれでありながら、沖縄戦をテーマにした数多くの小説を描いています。

ペンクラブ 有名作家が「平和と人権」語る

大城貞俊さん「沖縄は何というか、現代を書こうとしてもやはり死者たちが立ち上がってくるというか、死者を抜きにしては現代を語れない、沖縄戦を抜きにしては語れない、あるいは基地のことを抜きにしては現代というのは語れない」

今回の集会について大城さんは、辺野古や基地問題など、沖縄が日々さらされているいる現状を多くの作家に見てもらう良い機会だとも期待しています。

大城貞俊さん「沖縄の地でそういう集会が開催されるというのは非常にうれしく思いますし、これが一里塚になって、一本になって大和の作家たちも、沖縄の作家しか沖縄をかけないってことじゃないと思うので、多様な書き方多様な方法があると思いますので、大和の作家たちにもあるいは県外の人たちにも沖縄で大きな関心を払ってもらって沖縄の問題を常にともに考えていきたい、行けたら良いなと思います」

「平和の日」の集いは、今月20日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開かれます。特に若い世代に来てもらいもっと沖縄のことを知ってほしいとのことで、小中高生の参加費は無料となっています。