私、中村守が沖縄の不思議や様々な出会いを求めて歩く「まも散歩」。今回はどんな発見が待っているのでしょうか?

まも散歩「○○のために作られた石畳」

那覇市小禄で「人を襲う妖怪だった」という恐ろしい伝説が残る小さな森や、地域が復活を目指す伝統の織物に触れた前回。再び住宅地を歩いていると、公園のような広場をみつけました!

古塚さん「ここはミーガーモーというんです。モーというのはちょっとした草むらのことそういうところをモーといいます。草地のことをいいます」

まも散歩「○○のために作られた石畳」

ここは、地域の人が集まって話し合いをしたり、祭りの時に出し物を披露したりする集会所のような憩いの場。さらに、若い男女が集まって、三線を弾いたり、おしゃべりをしたりでいわゆる「出会いの場」でもあったとか!

古塚さん「その中から、昔はお嫁さん旦那さんを見つけたんですね。しかし王府時代は百姓身分の者が、しかも男女が不正に交友をしているということで、モーアシビーというのは良くないこと、不良のすることと禁令を度々出しているんですね。度々出しているということは一向に止まなかったということ」

昔、この場所からいろんな恋のドラマが生まれていたんでしょうね!…と、何やら2つの石を発見。

まも散歩「○○のために作られた石畳」

古塚さん「これは力石です。これを持ち上げることができるかどうか力比べをする石です。こういう石を担いでさあどうだとか、後ろから回せるかとか、上へ上げられるかとか、そういうことをしたのかもしれません。小さい石だとこれを持てるようになったら子どもを卒業」

中村守「結構重いですよ」「いや、これはだって動かないんですよ。持ち上げるのなんて無理ですよ」

古塚さん「ひょっとするとコンクリートでつけてあるかもしれない」

いやぁ、古塚さんにやられましたぁ!力に自信のある方、試してみては!?

まも散歩「○○のために作られた石畳」

大通りから細い路地に入ると、そこには長い石畳が!城下町のイメージが強い石畳ですが、実は庶民が暮らす農村にも作られていたんです。

中村守「今こういう道ってめったにないですよね」

古塚さん「ないですよ。ここは石が切られてますよね、横に。これは滑り止めです。上りの時のこういうのは首里金城の石畳道でも見られます。なぜここに立派な石畳道があるのかというとここの家が大変な家だからです。小禄ノロの家なんです」

まも散歩「○○のために作られた石畳」

小禄ノロとは王府から辞令をもらい、神に仕えた女性のこと。ここは、そのノロが通るために整備された道なんです。当時、男性でも難しかった馬に乗ることも許され、村の祭りでは中心的な存在だったんだとか!

那覇市内では数少ない石畳のひとつ。当時の様子を今に伝えています。

小道の先には、地域にとって重要な拝所が。

まも散歩「○○のために作られた石畳」

古塚さん「大変古いですね、拝所の建物が残っています。4本の石柱の上に屋根を乗せている」

ここは「小禄里主所火神(おろくさとぬしどぅくるひぬかん)」。古い香炉が置かれ、ご神体の石が祀られています。かつて人々が小禄の安全と繁栄を祈った場所で、地元では今でも大切にされているんだとか。

昔と変わらない地域を思う心に触れたところで今回はここまで!まも散歩、次回もお楽しみに!