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ここからは未明から先ほどまで、事故現場で取材にあたった沼尻アナウンサーに入ってもらいます沼尻さん、現場の状況はどうだったんでしょうか。

沼尻「まず私たちがオスプレイ不時着の一報を受け現場に着いたのが午前3時頃でした」

【解説】 規制され、現場近づけず

沼尻「一刻も早く機体に近づきたかったのですが現場ではアメリカ軍による取材の規制が始まっていて報道陣を機体から遠ざけるように「後ろへ下がれ」と言いながら規制線を張り、私たちは機体に近づくことができませんでした。12年前は記者の取材を阻んでいたのはアメリカ軍でしたが今回は県警が全面的に取材規制をしていました。しかし私が「なぜ機体を撮影してはいけないのか?」と質問しても、何も答えはありませんでした。ただ、アメリカ軍側から言われた通りに動いている様子が浮き彫りとなっていました」

【解説】 規制され、現場近づけず

沼尻「そして、機体に近づけなかったのは私たち報道陣だけではありませんでしたこれまでオスプレイ配備反対を訴え続けてきた稲嶺名護市長もきょう午後現場を訪れましたが規制線から先には入ることができませんでした」

稲嶺名護市長は「名護市長は名護市全域の市民を守る責任がある立場にあるわけですが、地元の人たちも私も含めて近寄れないという。こんな不合理な世界があるのかなと。こういう事故が何度も起きてしまうんじゃないかという事が一番私たちにとっては大きな問題です」と話しました。

沼尻「住民の生活を守る役割を担う地区の長ですら現場に近づけないというのは、あくまでもアメリカ軍主導でしか物事が進められないという現状を突き付けられていると感じました」