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日米合同委でオスプレイの訓練移転合意へ

沖縄への負担軽減をアピールする狙いでしょうか。

防衛省は、MV22オスプレイなどアメリカ軍普天間基地の所属機の訓練について、グアムなどに一部移転させることを日米合意したと1日に発表しました。

防衛省によりますと、訓練の移転先は沖縄以外の日本国内やアメリカの施政権下になるとしています。また、今回の移転は沖縄の負担軽減を図るために行われるものだとして、日本側がその経費を負担するということです。

菅官房長官は、1日の会見で「最初の訓練移転として、9月12日から約3週間にわたってグアムで実施をされると報告を受けております。その間は当然、沖縄の負担は目に見える形で軽減するんじゃないでしょうか」と話し、9月12日に最初の訓練移転が行われることを明らかにしました。

12日から訓練を一時移転するのは普天間基地所属のオスプレイ24機のうち16機ですが、アメリカ海兵隊によると、このオスプレイ部隊は過去にフィリピンや韓国などでの海外演習に何度も参加しています。

政府は、訓練移転の発表で負担軽減をアピールし辺野古問題での県側に柔軟な対応を促す狙いがあるとみられますが、訓練の一部移転が果たして負担軽減となるのか疑問の声も上がりそうです。