※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
鶴保沖縄担当大臣「本当に3000億円必要か」

新しい沖縄担当大臣が、就任後初めて沖縄を訪れ県庁で翁長知事と会談しました。

8月9日、沖縄入りした鶴保庸介沖縄担当大臣は、県庁で翁長知事と会談し予算に関する要望書を受け取りました。会談で翁長知事は「鶴保大臣に置かれましても、是非とも沖縄にご指導ご鞭撻頂きながら、私たちも一生懸命頑張るので、宜しくお願いします」と話しました。

要望書で県は、2017年度の振興予算の確保や税制改正など、17項目を求めています。

これに対し、鶴保沖縄担当大臣は「(振興に)聖域はないと思っているので、しっかりこれから仕事をさせて頂きたい」などと応えていました。

一方、4日の就任会見で、「確実にリンクする」と発言していた基地問題と振興策については、触れませんでした。また鶴保大臣は、この他、経済団体の代表者や市町村長らと会談し意見を交わしたほか、普天間基地などを視察しました。

視察後、帰任前を前に鶴保沖縄担当大臣は空港で記者団に対し「本当に3000億必要なのかどうか、そしてまた3000億以上のものでなければ絶対になしえないものなのか、それも私は振興策全体の中で考えていくべきものだと思っております」と話していました。

10日は、上京する翁長知事が国庫要請に臨みます。