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過去の米兵犯罪で母を奪われた男性の思い

5月25日の日米首脳会談を複雑な思いで見つめていたその男性の胸の内とは。

名護市辺野古に住む金城武政さん。写真の女性は、母親の富子さん。42年前、母の経営するバーに強盗に押し入ったアメリカ兵に殺されました。

金城さん「私もうちゃんとね最初から次必ず起きるってこと言ってるからね。これが本当に今、気持ちから言うと悔しいっていうか、どういう風に伝えたらいいのか、怒りぶつけたらいいのか、本当に頭が混乱しますね」

富子さんを殺害したのは、キャンプ・シュワブに所属する兵士でした。逮捕されたものの日米地位協定に阻まれ、名前はおろか、その後どう裁かれたのかさえ、わかっていません。

金城さんは「日本国民なんですよ。沖縄は違うっていうそういう風にしか思えないね。差別だ。はっきり言って」「(日米両政府に対して)沖縄に来いって言いたいです。謝罪しろって言いたいです。県民の怒りはもう完全に頂点に立ってるってことを示したいですね」と話しました。

アメリカ軍基地から派生する犯罪と地位協定の壁。いつまでこうした悲劇が繰り返されるのか。42年が経っても、怒りは強くなるばかりです。

金城さん「これから(同じ事が)まだ絶対にあるんだからね。絶対おさまらないと思うから、この先が本当に恐ろしくなります」「並大抵じゃないと、県民挙げて声上げていかないと厳しいと思います」