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知事が県議に経過を説明

議会の求めに応じて、知事自らが説明したということです。県議会与党会派の代表が、10日知事公舎を訪れ、翁長知事から集中協議の経過などについて説明を受けました。知事は「あそこでもしゃべらない。ここでもしゃべりません。」と言います。

10日開会した臨時議会に向かう翁長知事。実は、本会議終了後に与党会派の代表を知事公舎に呼んでいました。与党会派が、集中協議の決裂に至った経過や、新たな協議会の性格について説明を求めたということです。当初、安慶田副知事が対応する予定でしたが、急遽、知事も同席したということです。

社民・護憲の仲宗根悟県議は「改まって新しい物事があるということではなくて、1ヵ月間の協議の報告と、意見交換程度に終わりました」と言います。また県民ネットの奥平一夫県議は「これ(新たな協議会)は、全然基地とリンクするという話ではないという大前提に、執行部としては内閣府に申し入れたい」と話します。

来週にも埋め立て承認の取り消しを発表するとみられる翁長知事ですが、記者団の質問には、「考慮中」だと答えるにとどめています。

一方、辺野古のキャンプシュワブのゲート前では9日夜から24時間態勢の抗議と監視が再開され参加者から新たな協議会の設置について懸念の声が上がりました。

宜野座から参加した女性は「平行線だと思いますけどね。国は民意民意といつもおっしゃっていますよね、この安倍さんはね。全然国民の声に耳を傾けないので」と言います。

また那覇から来た男性は「第三者委員会も結論出しているんでしょ。国連の人権委員会で演説する前に絶対に撤回を表明したほうがいいんじゃないかなと」と言います。

別の男性に、さらに協議は意味ないかと尋ねると「僕はそう思います。振興策とかさ懐柔策で持ってね、沖縄の思いを取り下げさせようとするかもしれませんけれども。安慶田さんは絶対に屈しないと思いますね」と言います。